気体の演示実験集
神奈川県平塚市 1998.10.3

自作天秤で気体の重さ

 二酸化炭素が空気より重いことを示すには、天秤が一番単純で分かり やすいです。感度を上げるためには、できるだけ重心と支点を近づける ことです。(重心が支点の上だとバランスが合わない。)自作の天秤で も二酸化炭素を入れると大きく傾きます。
 また、二酸化炭素を入れた水槽に、空気のシャボン玉を浮かせること もできます。うまく静止すると、かなり、長い時間観察ができます。

角材にコップを付けた自作天秤

コップに移した二酸化炭素を静かに入れると

支点はカッターの羽、画鋲は微調節用

コップの上のクリップは感度の調整用

二酸化炭素の上に浮くシャボン玉

水素の爆発

 水素の爆発には色々ありますが、今年は次の3つを行いました。
(1)試験管で「ピュッ」
(2)フィルムケースで「バン」
(3)底を切ったペットボトルで「ボン」
 音が一番大きいのは2番です。3番目をやろうとすると後ずさりする 生徒も・・・。

 (3)の装置は、底を切ったペットボトル(500ml程度)の底を切り取り、 口にガラス管を付けたものです。中に、空気の混じっていない水素を入れ、 上のガラス管に点火します。初めは、水素が淡い炎で燃えるのですが、そ のうち、下から空気が混入してくると「ボン」と爆発します。空気が空気 より軽いことと燃えることを同時に説明できます。
 水素の発生装置は、下に小さな穴をいっぱい開けた500mlのペットボトル に、亜鉛と少量の硫酸銅を入れ、ゴム栓・ゴム管を接続したものです。 水素を発生させるときには、5倍ぐらいに薄めた硫酸の中に沈めます。

改造したた電子ライターで点火

底を切ったペットボトル(左)と水素の発生装置

【参考資料】
「気体の個別探求実験」のページへ
「探求活動を重視した個別選択実験」のページへ
平成7年度にTTで行ったのときの指導案(一太郎V4)


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