神奈川理科サークル1月例会の概要
神奈川県三浦市 城ヶ島  2000.1.7

 サークルの巡検で、城ヶ島の海岸を歩いてきました。地層の観察が目的です。火炎状の凝灰岩や馬の背洞門などを見てきました。浸食作用・風食・火炎構造・逆断層・トビ・イソヒヨドリ・ハクセキレイ・ウミウ・テングサ・ヒメオドリコソウ・風力発電

 


いきなり昼食から
集まったメンバーは、8人。三崎漁港は遠洋漁業の本拠地で、特産のマグロを使ったマグロ丼を食べました。

浸食作用
波や風の侵食によってこのような凸凹の地層ができます。硬いところが出っ張って柔らかいところが凹んでいます。このように凸凹ができることを差別侵食と言います。

何?
足下には、丸いものが・・・。何でこんなものができたのかな?

崖に穴が沢山
この穴は、風の作用によってできたものです。このような侵食を風食と言います。

白い炎のような地層
白い凝灰岩が炎のような形をしているので、このような模様を火炎構造とと言います。どうしてこんな地層ができたのかな?

逆断層
海岸を歩いていると大小の断層が無数に観察できます。上の断層は、左右から押されてできた逆断層です。

馬の背洞門でハイポーズ
波の侵食で穴が空き、関東大震災のときに1.5mぐらい隆起して陸地になりました。

クロスラミナ(斜交葉理)
地層の面に対して斜めの模様のこと。模様の型によって地層堆積時の流れの方向などが分かる。

トビ
空には、上昇気流を受けてたくさんのトビが舞っていました。

ハクセキレイ
チチッチチッと鳴きながら飛んでいました。

イソヒヨドリ(雄)
背中と胸の上が青で、下腹部の赤の色です。雌は地味な色をしています。

ウミウの繁殖地
人が近づけない絶壁にはウミウが住んでいます。白いのは、糞です。

この漂着物は?
コウイカの体にある石灰質の骨のようなものです。

これは、何に使うの?
ところてんの材料になる「テングサ」です。海岸に打ち上げられていました。

風力発電
遠くから見ただけですが、すごい大きさです。

城ヶ島は暖かい?
もう、ヒメオドリコソウが咲いていました。

 

 1月の例会の参加者は、細谷さん、木村さん、町井さん、渡邊さん、岩堀さん、関谷さん、池田さんと、斎藤の8人でした。

 当日の、早朝は、突然の落雷などで電車が遅れ、待っている間に、渡邊さんが、自作の魔鏡を出して写真撮影をしました。詳しくは、次回の例会のお楽しみです。

 まあ、いろいろあって、予定場所を変更して車で城ヶ島に移動し、まずは腹ごしらえ。マグロ丼をみんなで食べてから、海岸を散歩してきました。


[斎藤の部屋(理科) Top Page] メニュー mail: Saitou