神奈川理科サークル・4月例会の概要(テキストのみ)
神奈川県大磯町  1999.4

 ゾウリムシの観察、微小生物・ミジンコの培養、春の花ビンゴ、電子レンジで押し花、野草の天ぷら、川原の石、偏光顕微鏡、シャボン玉、ミョウバン・食塩の結晶、火燈(熱気球)、アルミニウム粉末の爆発、ポリエチレン細工(ビュレット・滴びん)、騒音計、熱伝対温度計

 

 雨の中、例会ご苦労様でした。参加者は、木村さん(午前)、細谷さん、関谷さんと私の4人だけでしたが、なかなか内容が濃かったです。

■顕微鏡でゾウリムシの観察
 液を少なくして、カバーガラスとスライドガラスの間を狭くして観察。(ゾウリムシの液はピンセットのすき間に付く程度の量)収縮胞などの内部の作りもしっかり観察できました。

■微生物の培養
 今年は、流しの下の戸棚に蛍光灯をセットしてチャレンジ。どうなりますか? ボルボックスとミカヅキモは、神崎さんに頂いたものを使って純粋培養を開始しました。

■ミジンコの培養
 冬の間、干からびていたミジンコ水槽ですが、水を入れてしばらくしたら、見事に復活してミジンコが増えてきました。一時的に大発生していたミドリムシは少なくなってきました。見事に食物連鎖ができているようです。

■春の花のビンゴ
 やっぱりカラーは良いですね。今年の内容をもとに若干の手直しをしたいと思います。

■電子レンジで押し花
 タイルの間にボール紙やティッシュ・セロハン・植物挟んで電子レンジで加熱します。セロハンを使うととても簡単です。選択などの授業でも可能かな? 一度に多量のセットができるかな?

■野草の天ぷら
 イヤー、小雨の中、採取から試食まで30分ぐらいの早業でした。ほとんど一口ぐらいで、味の違いははっきりしないものもありましたが、どれも美味しかったです。また、やりたいという声も。
 ◎ヨモギ ○ヤブガラシ △ノジシャ(苦い) ◎カラスノエンドウ ◎レンゲ ◎カキドオシ ◎セイヨウタンポポの花 ◎ハハコグサ

■金目川の河原の石
 玄武岩・粗粒玄武岩・石英閃緑岩などを観察。玄武岩や粗粒玄武岩が磁石で付くことを確認しました。平塚博物館の冊子もとても参考になりそうです。

■偏光顕微鏡
 昨日、神崎さんに偏光顕微鏡を調整してもらい、どうにか使えるようになりました。ビデオ接続もOKです。ステージを回転させると見事に色が変化します。
 簡易タイプの鉱物顕微鏡(ナカムラ)もバッチリ観察できました。金旭には、古い岩石カッター(ベルトが伸びて修理が必要)もありました。

■シャボン玉
 文化祭の残りですが、まだ使えます。大きなシャボン玉の中に小さなシャボン玉を入れる技を伝授しました。

■ヘロンの自動ドアのビデオ
 村岡中の科学部の生徒がビデオを見ながら制作中だそうです。

■ミョウバンの結晶作りの現場
 科学部の1年生が結晶に挑戦中。近くには、昨年使ったミョウバンのタンクもありました。

■食塩の大型結晶作りの現場
 大きいことは大きいけど、形は今一歩です。大きな水槽でゆっくり作ると良いようですが・・・

■てんだん(紙製の熱気球)
 四隅に支柱を立て、携帯コンロとトーチバーナーで加熱して飛ばしました。天気の上昇気流のところで扱いました。

■アルミニウム粉末の爆発
 アルミニウムの粉末をロウソクの炎に吹き付けると眩しい閃光とともに一瞬で燃焼。演示としては良いけど・・・

■ポリエチレン細工
 滴ビン(綿棒とフィルムケース)とビュレット(注射器・ポリエチレン管・BB弾)を作りました。ガラス細工とちょっと違うので戸惑いながらも、お二人ともなかなか上手にできました。

■騒音計
 雨の日でも、35dbはできませんでした。デジタル表示を画面に映すと盛り上がります。

■熱伝対温度計(-200〜1200℃)
 学校に一台は欲しいです。液体窒素から食塩の融点やバーナーの炎の温度、断熱膨張までなんでも温度を測れます。ビデオカメラでTVに映せば最高です。

 時間が無くて、神崎さんが持ってきてくれた気象のビデオは紹介できませんでした。また、別な機会に行いたいと思います。

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