神奈川理科サークル・10月例会の概要(テキストのみ)
神奈川県 相模原市立共和中学校  1998.10

 35℃のタンクでミョウバンの結晶作り、気体の天秤、簡易真空ポンプ作り(ディスポーザブル注射器)、ジャム容器の真空容器、空き缶でラップ割り、30mのホースで大気圧、マグデブルグ半球(市販)、授業用のプリント(化学・電気)、恐竜の模型

 

 参加者は、岩堀さん、細谷さん、小貫さんと斎藤の4人です。細谷さんは、16Kgも痩せたということですが、元気でした。

 まずは、ミョウバンの結晶作りで盛り上がりました。35℃のタンクで生徒に作らせたものです。細谷さんは、部活でやらせてみようと言っていました。岩堀さんは、200のビーカーで作らせて、休み前に希望者に1Kg300円で配ったそうです。

 次は、気体の天秤の話。さっそく作ってみようと言うことになり、その場で角材と紙コップで自作しました。ほとんど微調整しなくても、ほとんど一発で完成。二酸化炭素で天秤が大きく傾くことを確認しました。こつは、重心をできるだけ上にしてつり合わすことです。

 そろそろ本題の真空ポンプの作成です。水上さんの紹介してくれた方法は、弁が1個だけの簡単なもので、もう一つの弁の役を指で行うものです。今回は、50mlの注射器を使い、ビニールテープの弁を使いました。ビンの真空容器や空き缶のラップ割りの容器も作りました。

 次は、大気圧の実験の話題です。ウチダの簡易真空実験器のセットは、みなさんに気に入ってもらいました。教師用は2万ちょっとで高いですが、そのままマグデブルグとしても使えます。(径が120mmなので計算上は100Kg以上は大丈夫)アクリルでできているので、中が見えます。おもりを付けた吸盤を中に入れて逆さに吊し、減圧すると、見事に吸盤が外れました。やっぱり、吸盤は真空中では使えないんですね。

 次は、屋外で大気圧の実験です。非常階段の所で、30mビニールホースを使って実験をしました。三階の上の鉄骨でホースを折り返して、一方を食紅の液に、他方を簡易ポンプにつないで水を吸い上げました。だいたい、もう少しで3階の上の鉄骨に届きそうなところで、どうにか止まりました。

 再び、部屋にもどって、大気圧の実験のプリントを紹介しました。

 次は、1年の化学分野のプリント(斎藤)を紹介。今年から始めたので雑なものですが、みなさんのアイディアも頂きました。

 2年の電気分野は、まだ始めたばかりですが、フィルムケースを使った、生徒用の実験装置を持っていきました。豆電球やモーター、LEDなをどをフィルムケースの中に組み込んだものです。細谷さんは、仮説でソリッド抵抗を使って授業を行っているそうです。

 最後は、小貫さんの恐竜の模型です。まだ作成中の模型を持ってきました。完成するのが楽しみです。それにしてもすごい技ですね。小貫さんは、次に惑星の模型作りに挑戦するそうです。

 あと、理科検定の資料などを頂き、終わりとなりました。

 次回(11月)は、村岡中で、小貫さんのもの作りをするようです。12月は、「神奈川の教育を守る会」を例会のかわりとするそうです。

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