ソーラーバルーン
神奈川県平塚市 金旭中学校 科学部  1999.12.17

 科学部でソーラーバルーン(太陽熱を利用した熱気球)に挑戦しました。高密度ポリエチレンのゴミ袋を48枚張り合わせて大きな袋を作り、見事に空に舞い上がりました。

 


黒いゴミ袋を48枚つなぐ
黒いカサカサのゴミ袋をセロテープでつなぎ、一辺が5m弱の正四面体の袋を作りました。

教室で膨らませてみると・・・
試しに、教室の中で空気を入れたら天井まで付いても完全に膨らみませんでした。

掃除機のモーターで空気を吹き込む
風弱い朝をねらって屋外で挑戦! 野球部も集まってきました。

朝日を受けて早くも浮上
完全に膨らむ前に、朝日を受けて浮上開始!袋の高さは、2階の窓ぐらいまで?

朝は風が弱い?
風は大敵。微風でも風で横に流されます。

こんなに高く上がりました
風が止まると上空高くに舞い上がります。

校舎より高いぞ
下には、野球部が練習中。

スズランテープを引いて回収
今回は、無事に回収。実は、これから空気を抜くのが一苦労です。

 

  科学部が1週間かけてゴミ袋をつなぎ合わせ、ソーラーバルーンを完成させました。

<作り方>
 ゴミ袋は、厚さ0.015mmで80×65cmの黒い高密度ポリエチレンの袋です。スーパーなどでは厚さが0.03mmぐらいの厚手の低密度ポリエチレンが一般的ですが、これではうまく飛びません。カサカサタイプの高密度ポリエチレンの袋が必要です。

 ゴミ袋を2つに開き、80×130cmのシートを作ります。これを48枚作り、横に12枚(80cm*12枚)、縦に4枚(130*4枚)セロテープでつなぎ合わせ、大きな長方形を作ります。これをテトラッパク型に張り合わせ、吹き込み口を付けると完成です。

 飛ばすときは、ひもを付けて広いところで飛ばしましょう。扇風機などで吹き込めば充分です。風は大敵ですので、風が弱い朝が適しています。

 参考資料>>> おもしろ実験もの作り完全マニュアル


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