液体窒素の実験
神奈川県平塚市  1999.11.8

 1年で液体窒素を使って、状態変化の実験をしました。

 


自作のジュワー瓶
写真は1リットルのビーカーの中に500mlのビーカーを入れたものです。当日は、一回り大きい2リットルと1リットルを組み合わせた容器を使いました。

指が・・
液体窒素に指を入れたら、指が無くなった・・・・・。でも大丈夫。

凍らせた花を触ると

生徒に手袋を渡して

2日目
2日目は理科室で行いました。

1本100円のバラも惜しげ無く
定番ですね

テニスボールを中に入れて
床に落とすとすごい音がしました。くれぐれも破片が目に入らないように注意。

空気を入れたビニール袋
中に入れるとペシャンコになります。

空気は白い液体に

二酸化炭素は白い粉に
振るとサラサラしています

酸素はうすい青色に
液体は

エタノールに液体窒素を入れる
少しずつ入れてかき混ぜながら凍らせます。すごい煙?が出て迫力があります。

エタノールの固体を入れると
液体エタノールの中に固体のエタノールを入れると沈みます。

生徒に手袋を渡して
最後は生徒が前に出て・・・

 

 当日は、午前中に液体窒素が来ました。ぶっつけ本番で授業です。 私は見ることができませんでしたが、あとで話を聞きました。

■温度の測定
 熱伝対のデジタル温度計(-200〜1200℃)で温度を計る。体温やライターの炎の温度も計れる優れものです。液体窒素は下がり方がゆっくりになったら-191℃でした。本当は、-195℃です。

■花を凍らせる
 液体窒素の中に花を入れるとパリパリに。

■テニスボールを凍らせる
 床に落とすと、すごい音がして粉々になりました。

■バナナで釘を打つ(失敗)
 バナナが全部は入らなかったせいか、釘を2・3回打ったら、ズブっと釘がバナナに入ってしまったそうです。

■エタノールを凍らせる
 試験管を入れたエタノールを凍らせました。

■二酸化炭素を凍らせる
 ビニール袋に二酸化炭素を入れて凍らせました。白いパウダー状のドライアイスになり、その後暖まるとビニール袋がもとに膨らみました。(なぜか、はじめよりもパンパンになったそうです)

■空気を凍らせる
 呼気をビニール袋に入れて凍らせると、白くにごった液体になったそうです。

【簡易ジュワー瓶の作り方】
 2リットルのビーカーの中に、発泡スチロールとシリカゲルを入れ、さらに1リットルのビーカーを重ねます。上の部分は、透明な荷造りテープで塞ぐと簡易ジュワー瓶の完成です。これを使うと液体窒素の減りが少なく長持をし、透明なので中が透けて見えます。使っている途中で曇ったときは、エタノールで濡らした布で拭くと曇りがとれます。

【液体窒素の入手先】
・得平(とくひら)酸素 : 21-1279 平塚市代官町 1リットル 450円
 平塚市の市費扱いが可能です。容器(20リットル)もただで借りられ、指定した日に届けてくれます。
 学校に容器があるときは、事前に取りに来てくれます。


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