水準点の経年変化
神奈川県平塚市 金旭中学校  2000.1.16

 金旭中学校の校内にある水準点の20年間の標高の資料をもとに、標高の変化をグラフ化しました。

 


校内の水準点
3棟の校舎の横にあります

20年間の標高の変化
ほとんど一定のペースで沈降しています。

 

 金旭中学校の敷地内にある水準点の20年間の標高の変動についての資料を手に入れました。測量の関係に勤めている3年の父兄から入手したものです。

 20年間で5〜6cm程度の沈降が測定されています。グラフ化するときれいに傾向がつかめます。
 測量年 標高m 差m
 1975年 15.2926  0.0000
 1976   15.2848 -0.0078
 1977   15.2818 -0.0108
 1978   15.2761 -0.0165
 1979   15.2740 -0.0186
 1980   15.2763 -0.0163
 1981   15.2739 -0.0187
 1982   15.2687 -0.0239
 1983   15.2710 -0.0216
 1984   15.2704 -0.0222
 1985   15.2662 -0.0264
 1986   15.2668 -0.0258
 1987   15.2591 -0.0335
 1988   15.2518 -0.0408
 1989   15.2501 -0.0425
 1990   15.2460 -0.0466
 1991   15.2458 -0.0468
 1992   15.2403 -0.0523
 1993   15.2359 -0.0567
 1994   15.2466 -0.0460
 1995   15.2349 -0.0577
 1996   15.2363 -0.0563

 水準点は市の管理みたいです。毎年0.1mmまで測定しているんですね。市に問い合わせれば他の計測結果も分かると思います。

 このペースで沈降を続けると・・・

      20年で   0.06m・・10年一昔と言うけど数pしか変化しない。
    200年で   0.6m・・・人の一生では大したことはない?
   20000年で   60m・・・ 標高が15mだから海の中
 2000000年で 6000m・・・ 日本海溝って何m? 隆起だったら富士山より高い


[斎藤の部屋(理科) Top Page] メニュー mail: Saitou