神奈川理科サークル・11月例会の概要(テキストのみ)

神奈川県藤沢市 村岡中学校  1999.11

 発泡スチロール球で地球儀の模型作り、 恐竜の模型、傘を使った金星の満ち欠け実体観察器、惑星の満ち欠け(個人用)、天文シミュレーション・ステラナビゲーター、木星・土星、パスカル電線(10BASEケーブル)、電線のまわりの磁界、ソリッド抵抗、フランクリンモーター、シャボン玉の液、アンモニアの噴水

 

 今日の参加者は、細谷さん、岩堀さん、神崎さん、小貫さん、宮地さん、古谷さん、木村さん、関谷さん、渡辺さん、林さん、と斎藤の11名でした。先月が4人でしたから、倍以上の参加者です。

 内容は、小貫さんのもの作りで直径12cmの地球を作るのがメインで、天文や電気を中心に楽しいひとときを過ごしました。

・地球の模型作り
 発泡スチロールの球にアクリル系の塗料で色をつけて海や陸地を書き込みました。地球の自転などの説明に最適です。発泡スチロールだと、壊れる心配もなく、投げても大丈夫です。細谷さんは砂漠などを丁寧に書き込んでいまし
た。

・恐竜の模型
 先日の模型が完成し、次の作品に取りかかっていました。年間に10作品を目標にしているそうです。

・金星の実体観察器
 布を取った骨だけの折りたたみ傘の先に蛍光塗料を塗った半球を付けたもの。なかなかの人気でした。傘の外側から見ると金星の満ち欠け、中から見ると火星の満ち欠けが分かります。

・惑星の満ち欠け観察器(個人用)
 半球を黄色・半球を黒に塗った木製の小球です。プリントの上に置いて月や金星・火星の満ち欠けを調べることができます。

・ステラナビゲーター
 金星の軌道と金星の満ち欠けを同時にアニメーションで表示しました。昨年、神崎さんが教えてくれた月や太陽の視直径の違いもバッチリと表示できます。

・天文分野の授業プリント
 私が今年使ったプリント集です。PC教室を中心に天文シミュレーションなどで生徒に作業をさせながら学習しました。

・双眼鏡で木星の衛星観察
 見に行けなくてごめんなさい。でも、最近は木星がきれいですね。土星の輪が見える望遠鏡を誰か貸してくれないかな・・・

・パスカル電線(10BASEケーブル)
 パソコン同士をつなくケーブルを使ったパスカル電線です。コネクターの部分に細工をするだけで、ほとんどハンダ付けの必要もなく組み立てることができるのが好評でした。今日は、音声電流の変わりに交流で代用しました。 細谷さんからは、元祖のパスカル電線も見せて頂きました。

・電線のまわりの磁界(OHP用)
 細谷さんのお手製です。エナメル線を50回巻いてつくってありました。

・ソリッド抵抗
 細谷さんのお手製です。木片に銅のくぎを打ち付け、そこに抵抗を並列や直列につないで合成抵抗などが実験して測定できるようにしたものです。抵抗の小さいものは電池の内部抵抗の影響があるようですが、ほとんど正確に測定できるようです。実験は、授業以外で放課後などに行うそうです。

・フランクリンモーター
 スチロールコップのコンデンサーに静電気をためると画鋲を付けたコップが回転します。どうして回転するのか、ひとしきり話が盛り上がりました。

・シャボン玉の液
 古谷さんがジャンボシャボン玉に挑戦しました。洗剤の種類や混ぜものなど、いろんな人の情報もひとつにまとめてくれました。液は全部で30リットルぐらい作ったそうです。すごい!

・アンモニアの実験
 丸底フラスコでアンモニアの噴水実験の理由を説明するためのものです。同じ装置で簡易ポンプで空気を抜いて、水を吸い上げさせます。これで生徒も納得。

 岩堀さんが、気体の実験をはりきってやっているそうです。私のやった気体の選択実験をしたそうです。ご苦労様です。すごいエネルギーですね。生徒はだいぶ混乱したようですが・・・。また、水素爆発も何種類かやったみたいです。

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