神奈川理科サークル・5月例会の概要


藤沢市立村岡中学校 1998.5.23

地震&火山の実験

 細谷さんが行った実験を3種類紹介して頂きました。
・液状化:水槽に砂場の砂と水を入れ、バイブレーターで振動させると レンガは沈み、ピンポン玉は浮き上がってきます。バイブレーターは、 下から振動させるのが一番でした。
・プリンと羊羹(蒲鉾)で、揺れ方の違いを観察。軟弱な地盤では激しく 揺れることが納得できます。なかなかおいしい実験です。
・マグマの粘性と火山の形:PVAで堅さの違うスライムを作り、火山を 作る。PVAを二酸化珪素に見立てているところが、良いですね。
 細谷さんが採集してきた輝石を頂きました。

バイブレーターで液状化の実験

プリントと羊羹の揺れ

堅さの違うスライム

硬いスライムの火山

水中の微小生物の培養&観察

 斎藤が学校で飼っている、ボルボックス・ゾウリムシ・ブレファリスマ ・ミドリムシを分けました。空き瓶に培地を準備して、殺菌をして、持ち 帰りました。液が澄んでから微小生物を入れます。培養方法については、 河野さんのホームページをご覧下さい。
参考: [プランクトンの培養]河野@杉並区立科学教育センターへリンク
 ミジンコすくいもみんなで作りました。針金にストッキングや、お茶 パックの紙を貼ったものです。
 また、金旭中の近くの水路で採ってきた水をみんなで観察しました。 観察できたのは、ミカヅキモ・大型のミドリムシ・ゾウリムシ・アオミドロ ケイソウ・ツリガネムシなどが観察できました。ゾウリムシは、接合も 観察できました。この状態で、長く保存できると良いのですが・・・。

二層培地でふやしたボルボックス

鍋で培地を殺菌

冷却中

ミジンコすくい

U字溝から採水

ミカヅキモ

大型のミドリムシ

アオミドロ

ゾウリムシ

ケイソウ

参加者は、細谷さん、神崎さん、木村さん、関谷さん、林さん、斎藤の6人です。

まずは、細谷さんから地学分野の実験を3種見せていただきました。液状化は、
実際に見てみると面白いですね。

 次に、水中の微小生物の培養の準備と、観察です。ボルボックスなど4種類
について培地を準備しました。

 その他、神崎さんから、積雪調査の結果の冊子を頂きました。

 関谷さんからは、「飽和水蒸気量」のTVK番組作りについて、話がありまし
た。クーラーを使って、部屋の中の水蒸気から水を取り出すというアイディアが
出てきました。

 最後に、藁・田圃の土・鶏糞などを分けて持ち帰りました。


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