ヘチマのたわし&モズのはやにえ
神奈川県大磯町  1999.12.5

自宅の庭でヘチマができました。しばらく水に浸けてきれいに洗うと見事なたわしが完成しました。ふと庭木を見ると、カナヘビが枝に突き刺っていました。誰の仕業かな?

 


カナヘビのはやにえ
モズ(肉食の小鳥)の仕業です。

完成したヘチマのたわし

水に浸ける前のヘチマ
これは、ちょっと収穫が速すぎたかな?まだ、硬いです。もう少ししてから水に浸けようと思っています。

表面はスポンジ状
自然にこんな状態になるなんてすごいですね。

下から見たヘチマ

ヘチマの種子

 


 息子がもらってきた種を庭の片隅にまいて、育てたら、大きなヘチマが5つできました。先日、収穫し、数日水に浸けておいたら、立派なたわしが完成しました。

 初めての経験で、良く分からないのですが、コツとしては、実が大きくなって充分に熟してから収穫した方が良さそうです。少し黄色くなって、触ったときに少し柔らかくなってからからです。濃い緑の状態で収穫したものは、1週間ぐらい水に浸けても柔らかくならなかったので、水から出してしばらく干しておくことにしました。

 1週間ぐらい水に浸けておくと、皮の部分が簡単にはがれるようになります。手で揉むようにしてあげると簡単にはがれます。そのあと中の種を取りだし、ホースの先を細くしたジェット水流で表面を洗うと簡単にたわしが完成します。最初は、多少臭いがありますが、良く乾燥させて、石けんを浸けて洗うとすぐに臭いが消えます。

 さて、たわしを作っていたら、庭木の枝にカナヘビが突き刺さってミイラになっているのを発見しました。モズの「はやにえ」です。以前に他のバッタなどの虫は見たことがありますが、自宅の庭では初めてです。モズは、肉食の小鳥で、こうして木の枝などにエサを突き刺す習性があるそうです。これ、後で食べるのかな? それともなわばりの印なのかな? まあ、とりあえずそのままにしておいて、どうなるかを観察したいと思います。

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