熱気球に挑戦
神奈川県平塚市 金旭中学校 科学部  1999.11.20

 科学部で熱気球に挑戦しました。どうにか飛んだものの・・・・

 


テトラパック型の熱気球
新聞紙を20枚はり合わせて作った熱気球1号機です。トーチバーナーで暖めても飛びませんでした。やっぱり重たいのかな?

ほとんど飛ばないで燃えてしまいました
外に持ち出して、灯油をしみ込ませた新聞紙に点火。でも、飛び上がる前に、まわりの新聞紙も燃えてしまいました。

台湾製の火燈(てんだん)も焼失
台湾製の紙製の熱気球は、やはり良く飛びました。灯油をしみ込ませた新聞紙に点火するとアッという間に空高くに飛び上がりました。でも、次の瞬間に火が燃え移り、これも焼失!

新聞紙で火燈(てんだん)作り
次は、新聞紙で火燈作りに挑戦。新聞紙を縦に2枚つなげたものを適当な形に切ったものを7枚作って張り合わせ、上の部分に蓋を付けました。

いよいよ点火
外に持ち出して、灯油をしみ込ませた新聞紙に点火。どうなるかな?

みごと成功
どうにか浮上。でも、台湾製のように高く飛びませんでした。

風であおられて新聞紙に火が
2回目に挑戦したとき、新聞紙に火がついて2号機も焼失しました。

これも焼失
こんどは、もっと良く飛ぶ熱気球を作るぞ!

 

 金旭中の科学部で、新聞紙を使った熱気球に挑戦しました。

【1号機】
 新聞紙を5×4の20枚はり合わせて作ったテトラパック型の熱気球です。室内で、トーチバーナーに点火して暖めましたが、膨らむだけで飛び上がりませんでした。これを、外に持ち出して灯油をしみ込ませた新聞紙を熱源にして飛ばそうとしたら、少し飛びそうになったものの、すぐに外側の新聞紙に火が燃え移って焼失してしまいました。近くに、持ってきておいたホースで消し止めました。

【台湾製の火燈(てんだん)】
 台湾の熱気球を使って、飛ばしてみました。灯油をしみ込ませた新聞紙に火を付けるとアッという間に3階から4階ぐらいまで上昇! あわてて写真を撮ろうとしたら、次の瞬間に火が燃え移って落ちてきました。

 火燈(てんだん)は、台湾の旧正月のお祭りに願い事を書いて飛ばすものだそうです。わが国の灯籠流し、精霊流しなどに相当する風習のようです。
 天燈の本体は障子紙のようなものでできていて、高さ1mほど。口には竹製の輪が取り付けてあります。かなりの重量なのですが、内部で灯油をしみこませた紙を燃やすという過激な加熱を行う結果、大きな浮力を得て軽々と上昇します。

 詳しくは、以下のページをご覧下さい。
 YPC例会での伝達講習&共同製作のもよう(天神さん)
 科教協関ブロ・松本大会での天燈打ち上げのもよう(天神さん)
 台湾で火燈を飛ばしている写真(筒井さん)
 火燈の解説(すずりょうさん)

【2号機】
 なにくそ! こんどは、新聞紙を使って自家製の「てんだん」を作りました。新聞紙を縦に2枚つなげたものを7枚作り、適当な形に切ってから張り合わせました。曲線の部分がなかなか難しかったものの、30分程度で完成。外で飛ばしてみました。
 わくわくしながら灯油に点火すると、台湾製のようには高く飛びませんでしたが、どうにか飛び上がりました。でも2回目に点火したときに、風にあおられてこれも焼失してしまいました。

 今度は、もっと良く飛ぶ熱気球に挑戦したいです。

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